看護部
部長挨拶
2025年度看護部スローガン
「 支え合い、ともに学び成長できる組織づくり」

看護部長 中村 真由美
当院看護部は、「すべての人々の生命と、人間としての尊厳を守り、地域に根ざした患者さん中心の看護を提供する」ことを理念として、患者さんの人格・権利を尊重した個別性のある看護、科学的・倫理的判断に基づいた質の高い看護、予防・救急・在宅医療へと継続性のある看護を目指しています。
当院に多く入院される高齢患者さんは、同時に複数の疾患を抱えていることが多く、疾患特有の症状が表れにくく、自覚症状の訴えがないこともあり、病気の発見が遅れることがあります。さらに、身体機能の低下により、病状の急変や重篤化しやすい特徴があります。高齢者患者さんの看護には自覚症状に頼らず、看護師の注意深い観察力とアセスメント能力が非常に重要となります。そのため、看護実践能力の高い指導者を育成し、根拠に基づいた指導と実践を行うことで、各部署の看護実践能力の向上に繋げていきたいと思います。
また、看護職員が働きやすい職場には、良好な人間関係、意見を言いやすい心理的安全性の高い職場環境、人材育成などの要因が必要です。そして、働きやすい職場づくりのためには、互いに仲間として認め合い、励まし、支え合うことが重要だと考えます。
今年度、私たちは心理的安全性の高い組織を構築し、リーダーを中心とした業務分担による業務改善、看護師全員の観察力とアセスメント能力の向上に取り組み、「支え合い、ともに学び成長できる組織づくり」を目指していきます。