回復期リハビリテーション病棟
概要
脳血管疾患や脊髄損傷、大腿骨骨折、廃用症候群など発症から急性期治療を経た後に在宅生活復帰、社会生活復帰を目指しリハビリテーションを専門に行っていく病棟です。
内容・特色
■チーム体制によるリハビリテーション
専門職によるチーム(医師、看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、介護福祉士、医療ソーシャルワーカー、管理栄養士等)により各職の専門知識を生かして患者さんのリハビリ計画を立て在宅復帰、社会復帰に向けて質の高いサービスを提供いたします。
■病棟の生活自体が在宅生活を見据えたリハビリテーション
回復期リハビリテーション病棟では理学療法士、作業療法士、言語聴覚士などによる専門のリハビリテーション時間とは別に、朝起きる、着替える、食事をする、入浴を行う等、全ての生活を在宅・社会復帰を想定したリハビリテーションとなります。入院中の日常生活より各専門職がサポートを行い患者さん一人一人の生活に合わせたリハビリテーション計画を実施することが可能となります。
■患者様一人一人に合わせたリハビリテーション
理学療法士、作業療法士、言語聴覚士による専門的リハビリテーションの時間では各療法士がマンツーマンで患者さんのリハビリテーションを行います。各療法士が連携し患者さん一人一人に合わせた治療を行います。
■一般病棟と併設のリハビリテーション病棟
当院回復期リハビリテーション病棟は一般病棟と併設されているため、万が一、患者さんの病態が変化した場合でも、院内の一般病棟医師による速やかな対応が可能です。診療科も充実しており、病変に対し専門的な対応ができます。
主な実績
実績指数 |
48.80 (35以上) |
---|---|
在宅復帰率 |
78.0% (70%) |
重症な患者さんの受け入れ割合 |
39.3% (20%) |
重症な患者さんの回復率 |
60.5% (30%) |
*( )内は厚労省の定める条件
※実積指数について
厚労省は、実績指数が35以上あると、「質の高いリハビリテーションを提供する病院」として認めることになりました。実績指数は、入院している期間が短いほど、また、ADL(日常生活動作)の改善度が大きいほど、高くなります。よって、この数値が高い病院ほど、より短期間でより効果の高いリハビリテーションを提供する病院であると言えます。
疾患別 入院患者数 |
令和2年度 |
令和3年度 |
---|---|---|
脳血管疾患 |
87名 |
75名 |
整形外科疾患 |
27名 |
37名 |
病棟 |
病棟に 入院できる期間 |
|
---|---|---|
1 |
脳血管疾患、脊髄損傷、頭部外傷、くも膜下出血のシャント手術後、 |
150日 |
高次脳機能障害を伴った重症脳血管障害、 重度の頚髄損傷及び頭部外傷を含む多部位外傷 |
180日 | |
2 |
大腿骨、骨盤、脊椎、股関節もしくは膝関節の骨折 又は二肢以上の多発骨折の発症後又は手術後の状態 |
90日 |
3 |
外科手術又は肺炎等の治療時の安静により廃用症候群を有しており、 手術後または発症後の状態 |
90日 |
4 |
大腿骨、骨盤、脊椎、股関節又は膝関節の神経、筋 又は靭帯損傷後の状態 |
60日 |
5 | 股関節又は膝関節の置換術後の状態 | 90日 |