新型コロナウイルス感染症への感染の懸念から、医療機関への受診を控えていませんか？

過度な受診控えは健康上のリスクを高めてしまう可能性があります。

　日本癌治療学会第58回学術集会理事長講演によると、英国の調査^＊では、さまざまな理由により受診控えが続き、診断が３カ月遅れた場合、結腸、直腸、食道、肺、肝臓、膀胱、膵臓、胃、喉頭、および中咽頭などのがんでは、ほとんどの年齢層において１０年生存率が１０%以上（がん腫によっては１８％超）短縮したと報告されています(表１)。

(＊参考文献：Lancet Oncol. 2020; 21: 1035-1044)

　当院では新型コロナウイルス感染症対策本部を設置し、しっかりとした感染予防対策を行っています。健康に不安があるときは、早めにご相談していただき、健診は予定どおり受けましょう。

※厚生労働省からも啓発されています。下記リンクよりご確認ください。

上手な医療のかかり方に関する情報を随時発信していく厚生労働省の公式ウェブサイト