患者・家族の方
医療系学生の受け入れについて
学生の病院実習へのご協力のお願い(包括同意)
当院は、実習病院として医学生をはじめ多くの医療系学生を受け入れております。学生が現在の社会的ニーズに対応できる十分な能力をもった医療従事者となるためには、学生時代から十分な実地的トレーニングを行うことが不可欠です。このため、当院では学生を診療チームの一員として診療の場に参加させております。実習では当該指導スタッフの指導・監督のもとで、下記の点に注意しながら、見学をはじめ、学生に一部の医療行為を行わせる「診療参加型」病院実習を行っておりますので、ご理解とご協力をお願い申し上げます。
- 学生の行う医療行為は、学生が行っても医療従事者の有資格者が行う場合と同等の安全性が確保できると判断される内容に限ります。
- 侵襲性の高い医療行為を行う場合には、指導スタッフの判断に応じて、その医療行為に限定した個別の同意をお願いする場合もあります。その際は改めて文書によってご説明いたします。
- 学生による医療行為は、指導スタッフの指導・監視のもとで行われます。
- ご本人または近親者の方が拒否された場合は、学生による医療行為は行いません。
- 実習に参加する学生は知識、技能、態度に関して事前に十分な教育を受け、実習に進むために必要な全ての単位を取得しています。また、医学科6年の実習生は全国統一の「共用試験」に合格し、「スチューデント・ドクター」を認定され、全国医学部長病院会議から認定カードを付与されています。
- 実習に参加する学生には医療スタッフと同様の守秘義務を課し、個人情報保護には厳重な対策を行っております。
- 学生の行う医療行為は危険の少ないものに限定しておりますが、万が一、健康及びプライバシーを損なう事象が発生した場合には、病院長並びに養成校の責任で適切に対応いたします。
- 学生の診療参加を望まない場合でも、医療上何ら不利益を被ることはありません。
- 一度協力に同意された後であっても、いつでも同意の撤回ができ、その場合も医療上の不利益を被ることはありません。
実習を受け入れている学生の取得する資格(職種)
- 医師
- 薬剤師
- 看護師
- 臨床検査技師
- 臨床工学技士
- 理学療法士、作業療法士、言語聴覚士
2024年7月1日
博愛病院 病院長