あなたの健康 みんなの幸せ
健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあることをいいます。(日本WHO協会訳)
厚生労働省による2019年の「国民生活基礎調査」では、6歳以上の方(入院者を除く。)について、健康意識の構成割合をみると、「健康と思っている」(「よい」「まあよい」「ふつう」を合わせた方。)は86.1%となっており、「あまりよくない」10.9%、「よくない」1.7%となっています。「健康と思っている」の割合を性別にみると、男87.2%、女85.1%となっています。
性別にみた健康意識の構成割合(6歳以上)
2019(令和元)年 (単位:%)
性 |
総 数 |
健康と思っている |
あまり |
よくない |
不 詳 |
|||
|
よい |
まあよい |
ふつう |
|||||
総 数 |
100.0 |
86.1 |
21.1 |
18.5 |
46.5 |
10.9 |
1.7 |
1.2 |
男 |
100.0 |
87.2 |
22.6 |
18.5 |
46.0 |
9.9 |
1.7 |
1.2 |
女 |
100.0 |
85.1 |
19.7 |
18.4 |
46.9 |
11.9 |
1.7 |
1.3 |
注:入院者は含まない
実際に通院治療をしている方は、人口千人当たり404.0(この割合を「通院者率」という。)となっています。
通院者率(人口千対)を性別にみると、男388.1、女418.8 で女が高くなっています。
年齢階級別にみると、「10~19 歳」の140.1 が最も低く、年齢階級が高くなるにしたがって上昇し、「80 歳以上」で730.3 となっています。
傷病別にみると、男では「高血圧症」での通院者率が最も高く、次いで「糖尿病」、「歯の病気」、女では「高血圧症」が最も高く、次いで「脂質異常症(高コレステロール血症等)」、「眼の病気」となっています。
性・年齢階級別にみた通院者率(人口千対)
(単位:人口千対)
年齢階級 |
2019(令和元)年 |
2016(平成28)年 |
||||
総数 |
男 |
女 |
総数 |
男 |
女 |
|
総 数 |
404.0 |
388.1 |
418.8 |
390.2 |
372.5 |
406.6 |
9歳以下 |
150.4 |
162.0 |
138.0 |
160.0 |
172.5 |
147.0 |
10~19 |
140.1 |
147.1 |
132.7 |
141.1 |
144.3 |
137.6 |
20~29 |
157.1 |
131.1 |
182.9 |
156.7 |
129.8 |
183.4 |
30~39 |
216.7 |
188.6 |
244.0 |
206.0 |
180.1 |
231.3 |
40~49 |
287.2 |
270.8 |
303.2 |
275.5 |
264.3 |
286.3 |
50~59 |
427.5 |
417.6 |
437.0 |
418.8 |
411.5 |
425.9 |
60~69 |
586.3 |
593.9 |
579.1 |
582.2 |
583.3 |
581.1 |
70~79 |
706.0 |
707.9 |
704.3 |
708.0 |
704.2 |
711.2 |
80歳以上 |
730.3 |
737.1 |
725.9 |
730.3 |
729.1 |
731.0 |
(再掲) |
689.6 |
692.8 |
686.9 |
686.7 |
681.7 |
690.6 |
75歳以上 |
730.5 |
735.7 |
726.8 |
727.8 |
725.1 |
729.6 |
注: 1)通院者には入院者は含まないが、分母となる世帯人員には入院者を含む。 2)「総数」には、年齢不詳を含む。 3)2016(平成28)年の数値は、熊本県を除いたものである。 |
性別にみた通院者率の上位5傷病(複数回答)
次に、12 歳以上の方(入院者を除く。)について、日常生活での悩みやストレスの有無をみると「ある」が47.9%、「ない」が50.6%となっています。
悩みやストレスがある方の割合を性別にみると、男43.0%、女52.4%で女が高くなっており、
年齢階級別にみると、男女ともに30 代から50 代が高く、男では約5割、女では約6割となっています。
悩みやストレスの有無別構成割合(12歳以上)
性・年齢階級別にみた悩みやストレスがある者の割合(12歳以上)
最後に、社会的な健康とは何でしょうか?
人から必要とされ、家庭や職場に自分の役割があること、社会の中に自分の居場所を感じられる状態だと言われています。また、生きがいがあり、周囲の人と支え合う関係を築けていることとも言われます。
3つ(肉体的・精神的・社会的)のバランスを保ち、健康と思える毎日を過ごしましょう。